フェラーリ360モデナ

はじめてのフェラーリとして最適？な360モデナ

はじめてフェラーリに乗りたいなら、年式を考慮してもコストパフォーマンスに優れた360モデナがおすすめです。
完全にアルミニウムで生産された最初のフェラーリであり、ボディサイズはF355に比べて10％増加したにもかかわらず重量は28％も減少。剛性は40％向上の結果をもたらしています。
リアミッドに搭載されたエンジンは、400psの最高出力を発揮するV型8気筒DOHC40バルブ。
最高速は295km/h、0-100km/h加速は4.5秒と、その運動性能は十分高いといえるでしょう。
車名の360は排気量を意味していて、モデナはフェラーリが本社を置くマラネロがイタリアのモデナ県に属することからサブネームとして与えられたものです。

360モデナがねらい目の理由

360モデナの前身モデルであるF355は往年のフェラーリデザインを受け継いだものでしたが、360モデナは大きくデザインを変更しています。
派手さやとがったデザインを抑え、丸みを帯びたネオクラシックなフォルムに。日常に溶け込みやすいデザインです。
運転のしやすさも向上しており、一般のドライバーでも扱いやすい車といえるでしょう。
では、どうして手に入れやすいのでしょうか。

360モデナがフェラーリの中で格安な理由とは

360モデナは場合によって500万円で取引されていることも。僕はこの価格帯で紹介されて、思い切って購入しました。
では、どうしてこんなに価格が下がっているのでしょうか。
一つはヒットモデルで数が多いため。
もう一つはネオクラシックなデザインが古く感じられるため。
最後が故障しやすいことでしょうか。特に故障しやすいのは修理やメンテナンスにお金がかかるため、避けられる主要因となっています。
この故障しやすいというのは、パドルシフト付きのセミオートマチックのF1マチックです。
これはクラッチ操作を機械が油圧で自動的に行うものでした。
セミオートマなので運転しやすい一方、シフトの上げ下げを行うため、スポーツカーとして醍醐味を味わえるというものです。
F1マチックは油圧で制御しているため、半クラッチ状態で走ってしまう問題があります。
半クラッチ状態だとクラッチ板が削られてしまうのです。交換費用は数十万円とかなりの高額。しかも15,000km程度走ると交換が必要になるケースもあり、故障のポイントともいえます。
この点が360モデナ最大の弱点といえるでしょう。